初対面で話がかぶったら?
会話を譲り合う7つのコツ
初対面の会話で、相手と同時に話し始めてしまうことは珍しくありません。二人とも「どうぞ」と譲って沈黙したり、自分だけ話を続けて後から気になったりすることもあります。話がかぶるのは会話の失敗ではなく、互いに言葉を返そうとした結果です。短い一言で順番を整え、両方の話を大切にする7つのコツを紹介します。
周囲の音、緊張、会話の速さ、オンラインなら通信の遅延など、声が重なる理由はさまざまです。一度かぶっただけで「合わない」と結論づけず、言葉で順番を確認しましょう。
初対面で話がかぶるのはなぜ?
会話には、相手の話が終わったと感じる短い間があります。しかし、文章の区切り方や考える時間は人によって異なります。相手が続きを考えている間を「話し終わった」と受け取り、同時に話し始めることがあります。
交流会では周囲の声や音楽で語尾が聞こえにくく、話の終わりを判断しづらいこともあります。相手を軽く見ているからでも、自分が会話下手だからでもありません。重なった後の対応を用意しておけば十分です。
話がかぶったときに譲り合う7つのコツ
1.声を大きくして競わず、いったん止まる
相手と重なったら、最後まで言い切ろうとせず一度止まります。声量を上げると、どちらも内容を聞き取れなくなります。相手と目が合えば軽くうなずき、「どうぞ」と短く伝えましょう。
2.「どうぞ」を一度だけ伝える
二人とも何度も譲ると、次に誰が話すか分からなくなります。「先にどうぞ」と一度伝えたら、表情を相手へ向けて待ちます。それでも相手が譲ってくれた場合は、「ありがとうございます。では先に」と受け取りましょう。
3.相手が言いかけた内容へ戻す
自分が先に話した後は、「さっき何か言いかけましたよね」と相手へ戻します。言葉を覚えていれば、「映画のお話でしたか?」のように内容も添えます。相手の話す機会を覚えていたことが伝わります。
4.自分の話も消さずに後から戻す
相手へ譲ったからといって、自分の話を諦める必要はありません。相手が話し終えたら「ありがとうございます。先ほど言いかけたことですが」と戻します。互いの話を一つずつ聞くことが、譲り合いです。
5.何度も重なるなら一拍長く待つ
同じ相手と何度も重なるときは、相手の語尾の後に一拍置きます。「続きはありますか?」と確認しても構いません。ゆっくり待つことは会話を止める行為ではなく、相手が話し終えたか確かめる行為です。
6.グループでは名前や視線で次の人を示す
複数人の会話では、誰への質問か分からず、数人が同時に答えることがあります。「ミカさんはどうですか?」と名前を添えるか、話してほしい人へ体を向けます。その人が話し終えたら、「ほかの方はどうですか?」と広げましょう。
7.話す順番を言葉で確かめる
遠慮が続くときは、「私から話して、その後に聞いてもいいですか?」と順番を提案します。堅く感じる必要はありません。数秒の調整で、お互いが途中で諦めずに話せるようになります。
そのまま使える短い返し方
- 「かぶってしまいましたね。先にどうぞ」
- 「ありがとうございます。では先に話しますね」
- 「さっき何か言いかけましたよね?」
- 「先ほどの話に戻ってもいいですか?」
- 「続きはありますか? なければ私から話しますね」
謝り続けるより、短く順番を整える方が会話を再開しやすくなります。聞き取れなかった場合は、失礼にならない聞き返し方7つも参考にしてください。
いつも自分だけが譲ってしまうときは
相手を優先しようとして、言いかけた話を毎回引っ込めると、自分のことをほとんど伝えられない場合があります。「今の話だけ先に続けてもいいですか?」と短く伝えましょう。相手が悪いと決めつけず、まず希望する順番を言葉にします。
伝えても繰り返し遮られ、話す機会が作れない場合は、その会話を短く区切ったり、別の人と話したりして構いません。会話は一方が我慢し続けるものではありません。
MBTIで話す順番を決めつけない
「Eだから先に話す」「Iだからいつも譲る」とは限りません。同じ人でも、好きな話題、人数、会場の音、疲れによって話し始めるタイミングは変わります。
MBTIは「話しながら考える方ですか?」「少し考えてから話す方ですか?」と会話のペースを知るきっかけにしましょう。タイプ名から結論を出すのではなく、本人の言葉とその場の様子を確かめます。
声が重なっても、会話は整え直せる
相手と同時に話し始めたら、いったん止まり、「どうぞ」と一度だけ伝えます。相手が話し終えた後は、言いかけた内容へ戻してもらい、自分の話も後から続けましょう。何度も重なるときは一拍長く待ち、必要なら順番を言葉で確認します。
話す量そのものを整えたい方は、会話のバランスを整える7つのコツ、複数人の会話が難しい方は、グループトークへ加わる7つのコツもご覧ください。
初対面で相手と話がかぶったら、どうすればよいですか?
いったん短く止まり、「どうぞ」と相手へ譲ります。相手が話し終えた後、自分の言いかけた話へ戻って構いません。
何度も話すタイミングが重なるのは相性が悪いからですか?
話すタイミングだけで相性は判断できません。周囲の音、緊張、会話の速さなど複数の理由があります。一拍置き、言葉で順番を確認しましょう。
いつも自分ばかり譲ってしまうときはどうしますか?
「今の話だけ先に続けてもいいですか?」と伝えましょう。譲ることと、自分の話を諦めることは同じではありません。